Categories: ニュース

アルゼンチン国債とは?デフォルト意味は返金がどうなるか気になる!

アルゼンチン国債・デフォルトが話題になっていますね。

アルゼンチンと米欧投資家による債務再編交渉は5月22日に期限を迎えて
外国通貨建て国債の利払い約5億ドル(約538億円)を実行せずに
史上9回目となる債務不履行(デフォルト)になりました。

欧米の債権者団とは、総額662億ドルに上る債務の再編交渉が続いていて
現時点では、国際金融市場への影響は限定的とみられています。

投資家側は不信感をいだいているといいます。

この記事ではアルゼンチン国債デフォルトについて深掘りしていきます。




アルゼンチン国債とは?


国債とは日本でもよく耳にします。

」とは借金という意味です。

アルゼンチンの国の借金ということになります。


国債は一般的に国が発行するものなので
信用があるので一般人だけでなく世界の投資家が購入します。

目当ては利子での収益です。


額面が日本円で100万円の国債があるとして
それを99万円で購入して
100万円で売却すれば1万円の利益を得ることができます。

日本の個人向け国債は元本保証されていますので
途中換金しても元本割れすることはありません。


スポンサーリンク

アルゼンチン国債のデフォルト意味は?


国債のデフォルトとは「債務不履行」を意味します。


今回、アルゼンチンの国債は
国内法に基づいて発行された
外国通貨建て国債の利払い約5億ドル(約538億円)を
実行せずに史上9回目となる債務不履行(デフォルト)になり
大きなニュースとなりました。

現地の経済専門家は
「(原資はあるものの支払わない)テクニカルデフォルトだ」と指摘しています。

市場も織り込み済みで、大きな混乱はないとの見方を示している。


スポンサーリンク

アルゼンチン国債の返金がどうなるか気になる!


アルゼンチンのフェルナンデス政権が新型コロナを理由にして
国内法に基づいて発行された98億ドル(約1兆円)規模の
政府債務の返済を延期すると表明ししていましたが
過去には一時的にデフォルト認定された後に
海外の債権者から返済延期で同意を取り付けた例があるが、
今回はメドが立っていないという。


アルゼンチン政府が債権者団から合意を得られたとしても
楽観視はできない状況です。


新型コロナの影響で、2020年は年率5%を超える
大幅なマイナス成長になるとの予測が多いのです。


投資助言会社インベックのエステバン・ドメック社長は
「年内のデフォルトを免れても、問題は解決できない」として
将来的にデフォルトする可能性が高いとの見方を示しています。


22日付けでデフォルトが確定しました。

万が一、デフォルト(債務不履行)になれば
アルゼンチン国債を所有している人々は
泣き寝入りすることとなりかねない。


現段階では3年間の「利払いなし」という発表だが、
アルゼンチン国債は1年前に比べて5割超低い価格で取引されており
手放せない状況が続いていて返金は厳しい。


スポンサーリンク

日本の国債は大丈夫?


日本の国債は、戦後、第二次世界大戦の敗戦を受けて
事実上のデフォルトに陥った経験を持っています。

戦前発行された国債は紙屑同然となりました。

戦後以降はデフォルトになったことはありません。

日本の多額の発行済み国債の約95%は日本国民が所有しています。



スポンサーリンク

アルゼンチン国債とは?デフォルト意味は
返金がどうなるか気になる!
まとめ


以上、アルゼンチン国債デフォルトについてでした。

  • 新型コロナの影響で世界各国の経済が混乱しているなか
    アルゼンチン国債が格付け会社から
    デフォルト扱いに格下げされました。
  • 国債はいえば国が発行する債券で
    最も安心できると言われていますが
    そういう常識が崩れ出してきました。
  • アルゼンチン国債の動向については今後も注目されます。



TAKA