2020年4月28日(火)の朝、
青森県三沢市で「ダルマ(だるま)朝日」が観測されました。
普段よく見られる自然現象ではなく
複数の気候の条件がすべて揃ったときにのみ
見ることができます。
この現象は朝日だけでなく
ダルマ(だるま)夕日として見ることもできます。
この記事では、
ダルマ(だるま)朝日・夕日の発生する理由や原因について、
まとめて紹介していきます。
ダルマ(だるま)朝日・夕日についの
詳しい情報をを知りたいという方は、
最後まで読んでみて下さい。
それではまず、ダルマ(だるま)朝日・夕日とは?の情報からまとめていきます。
目次
出典:だるま朝日 Yahoo!ニュース
ダルマ(だるま)朝日・夕日とは
海から昇る太陽が、海面付近でくびれて、
お餅が膨らんだような姿になった状態の太陽のこと
このように太陽がくびれて見える様子は
「だるま朝日」「だるま夕日」と呼ばれていて
蜃気楼の一種の現象。
ダルマ(だるま)朝日は秋から春にかけて見ることができます。
冷え込みが きつく、太陽が海から昇るか海に沈むときで
なおかつ水平線のはるか彼方まで 晴れわたった、
非常に限られた条件でしか見る事ができません。
自然現象としては「虹」が有名ですが
「虹」出現するより遥かにレアな現象です。
余談ですが「虹」は空から上から見ると
半円ではなくて丸く輪の状態になっています。
夕焼けも朝焼けも、その起こる仕組みは同じです。
太陽が赤くなる原因は光の散乱(屈折)です。
朝の日の出のときにや
夕方に太陽が地平線に近い所に来たときに
太陽光の入射角が小さくなります。
このときに太陽光のうちでも波長の短い青色の光は
大気中で散乱(屈折)したり吸収されて見えなくなるなり
波長の長い赤色の光だけが目に届くような現象になり
太陽が赤く見える現象が起きます。
出典: ウェザーニュース
普通、光の光線はまっすぐ進みますが、
密度の異なった空気を通ると光は曲がって進みます。
空気の密度というは、主に気温によって決まるので
気温差の大きい空気の層ができると、そこで光が屈折します。
これにより、太陽が歪んで「だるま」のような形に見えるのです。
尚、月で「ストロベリームーン」という現象もあります。
参考記事はこちら
ストロベリームーン2019はいつ 東京 大阪 福岡の時間は 由来や恋愛成就について
自然現象の原理として空気はすぐに冷たくなる性質があり
水はゆっくりと冷たくなる性質があります。
そのために、寒気や放射冷却などで急激に空気が冷やされることの多い冬は、
海水よりも空気のほうが冷たくなりやすくなるため
だるま朝日・夕日を見られることが多いのです。
ダルマ(だるま)朝日・夕日を見ることができる
チャンスの日は朝晩が急に冷え込んだりするような日。
朝晩が冷え込む日は、だるま朝日・夕日を見るチャンスがあります。
ダルマ(だるま)朝日・夕日を自分の目でみたいという方は、
万全の寒さ対策を忘れずにして、朝晩が冷え込む日に
近場で初日の出を見に行く場所へ行って水平線に注目です。