イギリス(英国)では「パンケーキ・デー」
(パンケーキ祭り)という日があり
このパンケーキ・デーでには
『パンケーキ・レース(リレー)』が行われます。
この記事ではイギリス(英国)の
「パンケーキ・デー」(パンケーキ祭り2020)
『パンケーキ・レース』についての情報を
お伝えしていきます。
イギルスの『パンケーキ・レース』
(パンケーキ祭り)について
知りたいという方は、
最後まで読んでみて下さい。
それではまず、
『パンケーキ・レース』(パンケーキ祭り2020)の
情報からまとめていきます。
目次
Pancake Race
英国ではシュローブ・チューズデー(Shrove Tuesday)(告解火曜日)は
パンケーキの火曜日(パンケーキ・デー、Pancake day)
として知られています。
2019年は、3月5日火曜日。この日はイギリス・パンケーキ・レースが
行われることで有名です。
レース参加者は、フライパンの上で
パンケーキを返しながら走ります。
スピード、返した回数と高さなどに
応じて点数が与えられます。
パンケーキ・レースは、
15世紀にある女性がパンケーキを焼くのに忙しく、
時間に気付かなかったことが
もとになったと言われています。
ミサの開始を告げる鐘の音を聞いた彼女は、
あわてて家から飛び出し、
エプロンを付けたまま、
フライパンを持って教会に走りました。
シュローブ・チューズデーは
四旬節の前日に当たり、
この40日間は、昔から卵や脂肪や贅沢なものを
食べてはいけないことになっています。
シュローブ・チューズデーは、
ごちそうと祝宴の日で、
四旬節で禁じられている食べ物を
食べつくす日でした。
だからパンケーキなのです。バッキンガムシャーのオールニー(Olney)では、
1445年ころから毎年
パンケーキ・レースが開催されています。
オールニーのレースでは、
マーケットプレースからチャーチレーンの
セントピーター&セントポール教会までの
380メートルを全速力で走り抜けます。
パンケーキを落とすとペナルティになります。教区委員が、午前11時55分に巨大なブロンズ製の
「パンケーキベル」を鳴らし、
レースのスタートを告げます。
レースが終わると、
選手と町の人々は教会に行き、
告解の儀式を行います。情報提供:英国政府観光庁
※2020年のパンケーキデーは
2月25日(火曜日)でした。
告解の儀式とは
「告解」はカトリック教会においては
洗礼後に犯した自罪を聖職者への告白を通して
その罪における神からの赦しと
和解を得る信仰儀礼
現在のカトリック教会では
「ゆるしの秘跡」と呼ばれている
カトリック教会では
大罪を犯した場合には
赦される為には
この秘跡が不可欠となる
また年に一度は必ず
行うべきものとされています
パンケーキ祭り イギリス
(パンケーキレース)の動画
Olney Pancake Race 2015
(FULL RACE) Phonebox Magazine
イギリスのパンケーキレースを
紹介するサイトはこちら
Olney Pancake Race On Shrove Tuesday
every year the ladies of Olney,Buckinghamshire compete
in the world famous Pancake Race
Shrove Tuesday は復活祭に連動して
「イースター・サンデーの47日前」
として数えるので
毎年日にちが異なります
2020年のパンケーキ・デーは
開催は2月25日(火曜日)
2019年は3月5日(火曜日)でした。
Shrove Tuesdayにパンケーキを食べる習慣があるの
は主に英国・アイルランド・カナダ・オーストラリア
ニュージーランドなどの聖公会と
そのほかの一部プロテスタント
カトリックなどの国々です
日本の祭りでも3日間祭りがあるとき
〇月の第一日曜日を本祭とするなど
毎年日にちが変わる祭りも多いですよね
フライパンに入った
パンケーキを持ったままの状態で
頭にスカーフ・エプロンを着けて走る
「パンケーキ・レース」は
15世紀から続くイギリス(英国)の風習です
パンケーキ・レースの始まりは、
イングランド南東部にある
バッキンガムシャーの
オルニーに住む一人の主婦でした
断食の前日である「Shrove Tuesday」には
信者たちは教会で
懺悔をする習わしがある
1445年に、バッキンガムシャーの
オルニーの主婦が
パンケーキを焼いていたところ
礼拝の始まりを告げる
教会の鐘が鳴り響いたので
懺悔の時間に遅れそうになったその主婦は
パンケーキの入ったフライパンを持ち
頭にスカーフをつけてエプロン姿のまま
大慌てで教会へ駆け込んだといいます
この滑稽な光景がレースのきっかけになったと
言い伝えられています
パンケーキ・デーは、
キリスト教信者が復活祭前に行う
40日の断食期間
(四旬節と呼び、日曜日は除く)を前に
卵や牛乳などを消費して
卵や牛乳で滋養を摂っておくために
パンケーキを作ったのが
始まりと言われています。
現在では40日間も
食事制限をする人は少ないと思われますが
イギリス(英国)では
毎年2月の告解の火曜日(Shrove Tuesday)に
パンケーキを食べる伝統が
維持され続けられている
「Shrove Tuesday 」は
四旬節の始まる前日に当たり
これまでの罪を悔い改めて魂を清め
四旬節前の最後の食事の機会を祝う日です
開催当初のパンケーキ・レースの参加者は
主婦のみで行われてゴールは教会でした
現在は男女性別関係なく
イギリス各地でパンケーキ・レースが
開催されています
参加者はエプロンにスカーフ姿で
熱々のパンケーキが入ったフライパンを持って
ゴール目指して走る
途中で3回(2回という説も)
フライパンの中のパンケーキを
ひっくり返さなければ失格になる
もちろん男性の参加者も
頭にスカーフをつけて
エプロン姿で参加している。
ロンドンのギルドホールで行われた
パンケーキデーのパンケーキレース
出典元: 引用 YouTube
出典:英国ニュースダイジェスト
パンケーキというと
フランスのクレープや
アメリカのホットケーキ
などを思い浮かべますが
イギリスのパンケーキは
ひらひらと薄くて、クレープにそっくりです
焼いたパンケーキは葉巻のような形に巻いて
上から砂糖とレモン汁をかけて食べるのが一派的
フルーツも生クリームも使わないシンプル。
ここ数年のパンケーキ人気で
イギリスのロンドンでも様々なスタイルの
パンケーキが気軽に
食べられるようになりました
イギリス式のシンプルなパンケーキも
食べてみたですよね