ナバテア王国は、紀元前2世紀前半頃に
ペトラ(現在のヨルダン西部)を中心に栄えたナバテア人の王国
現在はヨルダン、シリア、サウジアラビア
エジプト、イスラエル、パレスチナという個々の国家になっています。
ペトラには毎年50万人の観光客がが訪れていて、
数千もあるといわれる遺跡を見ることができます。
中でもローマ帝国統治時代に造られたライトアップされる
「ペトラ遺跡」は世界遺産にも認定されている人気の場所。
「ペトラ・バイ・ナイト」ツアー(17JD・約2600円)は必見。
また、ペトラ遺跡の周囲の山々には墳墓がびっしり刻まれており、
その数は500以上といわれている。
その景色は神秘的で、夕暮れ時には
薄いピンクの岩と渓谷はバラ色に染まり絶景を見ることができます。
この記事では、
ペトラ遺跡について、まとめて紹介していきます。
ペトラ遺跡への日本からの行き方や入場料などを
知りたいという方は、最後まで読んでみて下さい。
それではまず、ペトラ遺跡への日本からの行き方の
情報からまとめていきます。
ヨルダンの観光の記事はこちら
ヨルダンの観光オススメや治安は?電源は使える?食事・物価や通貨についても
目次
出典:ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ペトラ遺跡への行き方
ペトラ遺跡はヨルダンの首都アンマンから
バスで約4時間の長旅です。
まず日本からヨルダンに行くのですが
残念ながら直行便はありません。
ヨルダンの飛行機での玄関口は
「クイーンアリア国際空港」になる。
クイーンアリア国際空港はヨルダンの首都アンマンから
南に約35キロのところにあります。
日本からヨルダンへの行き方は、
どこを経由地にするかでさまざまなルートがある。
ドバイ、アブダビ、アジアなどから経由する行き方でしたら
日本から約14時間から16時間でヨルダンに到着します。
ヨーロッパ経由の行き方ですと約17時間でヨルダンに到着。
格安航空会社では約30時間かかるところもあります。
クイーンアリア国際空港から
ヨルダンの首都アンマン市内までの行き方は、
タクシーを使う行き方
エアポートバスで市内の
バスターミナルまで行ってタクシーを使う行き方
エアポートバスと路線バスを使う行き方があります。
ヨルダンではタクシー料金は日本に比べれば安いので
事前の具体的な料金は確認する必要がありますが
「タクシー」を利用するのがおすすめです。
※ぼったくりには注意。
一般的にヨルダンでは、日本円で300円あれば
アンマン市内ならタクシーでどこにでもいけるといわれています。
アンマンからはバスで向かいます。
JETTバスでペトラ遺跡まで直接行く方法と
ローカルバスでワディムーサまで行き、
その後ペトラ遺跡まで行く方法の2通り。
日帰りならJETTバス
ペトラ遺跡は広大で1日では回り切れないので
ゆっくり見学したいならローカルバスでワディムーサまで行き
数日間宿泊しながらペトラ遺跡巡りがおすすめです。
この記事ではJETTバスの情報だけお伝えします。
JETTバスは行きも帰りも1日に1本しかありませんので注意が必要。
朝6:30出発の便、帰りは夕方17:00出発だけです。
尚、金曜日はイスラム教の休息日に当たるので
運航していません。
遅くとも1時間前には宿泊しているホテルを出てください。
帰りも余裕を持ってバス停に向かいましょう。
アンマン市内にはJETTバスのバス停が2箇所ありますので
宿泊するホテルから近い方のバス停を選択するといいですね。
当日バス停でチケットを購入するには
パスポートが必要です。
またが時間が凄くかかるとの情報もありました。
片道10JD 往復20JDです。
(通貨についての情報も書いてます)
不安なら
事前にJETT Companyの公式サイトから予約をしておいた方がベスト。
往復のチケットも購入できて日本後表示にも対応しています。
上部のENをクリックすると日本語表示になります ↓
JETT Companyの公式サイト
市内から近い方のバス停
出典:グーグルマップ
空港から近い方のバス停
出典:グーグルマップ
ヨルダンでは日本のコンセントはないので注意が必要
こういう便利アイテムは必須です。
全世界主な国対応 世界中150ケ以上の国に対応。
海外旅行でこの変換プラグ一個で十分!
充電が必要なのが携帯電話(スマホ)だけなら
電池式のモバイルバッテリーを持参するといいですね。
乾電池式モバイルバッテリーは緊急災害時用としても
使えるので1個は持っておきたい便利グッズです。
ヨルダンへの国するにはビザが必要になります。
東京にあるヨルダン・ハシェミット王国大使館に
申請すると取得できますので事前に取得しておくと安心できます。
ヨルダンの国際空港到着時にアライバルビザがもらえますが、
ヨルダンへの搭乗時にビザの有無をチェックする航空会社もあり、
ビザの無い人は搭乗拒否の可能性があるので注意が必要。
日本で中東のニュースが流れると、
パレスチナ情勢などとともに
ヨルダンが話題になることがあります。
近年はヨルダンは落ち着きを取り戻していて
イスラエルと和平協定を締結して
政治情勢は安定するようになりました。
現在では観光客も増えて中東の国の中では、
比較的安全で観光しやすいといわれている。
首都アンマンは治安は良いという評判で、
市内はやはり中東独特の雰囲気ですが、
ここではトラブルに巻き込まれる心配はあまりなさそうです。
治安は良い方だとは言うものの、
日本で生活している感覚での油断は禁物です。
中東の他の国に比べて治安が良い程度のことだと覚えておきましょう。
ヨルダンは、イラクやシリアやといった
中東で最も治安情勢が不安定な国と、国境を接しています。
このため、ヨルダンのなかでも国境付近の地域を訪れるときには、
特に治安には注意をする必要がある。
海外では「日本人はお金を持っている」と認識されているため
ぼったくられる被害は後を絶たないですよね。
アンマン市内では、タクシーに声をかけられて利用したら
法外な運賃を要求されたといった報告があります。
(通常日本円で300円・USドル3ドル・2JDあればだいたいどこにでも行けます)
ペトラ遺跡内では、観光客に物売りがつきまとう場合もあるので
毅然(きぜん)とした態度で態度で断りましょう。
カタコトの日本語で
「スマホで写真撮るよ~」とかも要注意です(笑)
ヨルダンの気候は、
国土の8割が砂漠なので、1年を通して乾燥しています。
気温の変化が激しいので注意が必要です。
四季がありますが春と秋が非常に短いのが特徴。
服装も昼間は半袖でも冷え込む夜は冬服というときもあります。
夏は30℃くらいで、冬は5℃以下の寒い日もあり
冬の間は降雨があり、雪が降る時もあります。
東側をヨルダンに接する塩湖として(体が自然と浮く)有名な
「死海」は標高が極端に低いために
冬でも温暖のため湖に入ることができます。
旅行には気候が安定する春と秋が
ベストシーズンと言われています。
ヨルダンの気候は日本の四季と気温などは似ています。
ヨルダンの通貨はJDで表示されます。
ヨルダン・ディナール(Jordan Dinnar=JD)という意味です。
ヨルダンで流通している紙幣はは50JD、20JD、10JD
硬貨は1JD、0.5JDなどです。
USドルがどこに行っても使えるので
現地通貨を使う必要がない場合もあります。
旅行には基本的にUSドルを持って行って、
現地で必要ならば両替するのがおすすめです。
1JD=約152円です。
(※2020年4月現在)
出典:tabiyori どんな時も旅日和に
ペトラ遺跡は「世界一高い入場料の遺跡」といわれています。
『ペトラ遺跡』の開園時間は、
夏期:午前6時から午後6時
冬期:午前6時から午後4時
※ヨルダンはサウジアラビアの北部にありますので
気候は日本よよく似ています。
入場料は1日券が50ディナール(JD)
日本円で約7600円です。
(※2020年4月現在)
日本のテーマパークで
1日フリーパスを購入するのと同じぐらいの金額ですが
日本とヨルダンの物価を考えるとかなり高額です。
ヨルダンでは日本円で300円あれば
タクシーでどこへでも行けるぐらいの物価です。
尚、ヨルダン人ですと1JDと格安です(笑)
どういう基準でチケット代金を決めてるか不思議ですが。
何日か滞在する場合はスケジュールにあわせて
チケットを選ぶと入場料が少しお得になります。
数日間滞在する方の注意点として、
人気の「ペトラ・バイ・ナイト」のツアーです。
月・水・木の20:30からペトラ遺跡内で行われる、
キャンドルによるライトアップやショーを見れるツアーです。
これは入場料とは別料金になり、17JDが必要です。
数日間滞在するなら是非とも参加しておきたいツアーです。
高額な入場料をお得な価格にする方法があります。
「ヨルダンパス(JORDAN PASS)」です。
ヨルダンパスは、ヨルダンに来た観光客を対象に作られたパスで、
40以上の主要な博物館やアトラクションが対象になっています。
ヨルダンパスは70JDで、
入国前に手配しておくと現地で便利に利用できます。
ヨルダンパスには、ヨルダン入国のビザ発行料金(40JD)も含まれます。
ペトラ遺跡入場料50JDとビザ台40JD(合計90JD)が、
ヨルダンパスでは70JDとなり20JD(日本円で3000円ほど)
お値打ちになります。
ペトラ遺跡しか行かないとしても、
ヨルダン入国前にインターネットで購入がおすすめです。
「JORDAN PASS」の詳しい情報はこちら↓
ヨルダン ビザ情報
ペトラ遺跡
ペトラ遺跡は『映画インディ・ジョーンズ』で
モデルとなった撮冒険心をくすぐる遺跡です。
1985年に世界遺産に認定され
2007年には新・世界七不思議にも選出されています。
ヨルダンの死海とアカバ湾の間の渓谷にあり、
岩をくり抜いて造られた建物が立ち並ぶ遺跡。
渓谷の壁や神殿や墳墓などがあり、
その中には柱や装飾が施されていて
天然の赤みがかった風景はとても美しい。
ペトラ遺跡はとにかく広大で有名です。
徒歩で移動するいている時間が多くなるため
日差しの強い夏の季節に訪問する時は、
必ず水分補給などの日差し対策が必要になってきます。
ヨルダンの気候は春と秋は日本にくらべると短いですが
ペトラ遺跡へ行くベストシーズンは春か秋になります。
「岩の芸術」といわれていて
ミステリアな遺跡が、訪れる観光客のすべてを圧倒します。
ペトラ遺跡は1985年に登録されたヨルダンの世界遺産(文化遺産)で、
首都アンマン南方、死海とアカバ湾の間にある峡谷に位置する古代遺跡。ペトラは、紀元前2世紀頃から、アラブ系の遊牧民ナバタイ人の隊商都市として栄えた。
岩山に囲まれた遺跡群に到達するには、
断崖絶壁に囲まれたシクという一本道を通らねばならない。この細く暗い道を30分ほど歩くと、ギリシア神殿を思わせる荘厳な建造物がある。
カズネ・ファルウンというこの建物の高さは30mで、岩壁に彫り込まれている。
さらに奥へ進むと、ローマ時代の2~3世紀に建造された円形劇場、
浴場、宴会場などのローマ遺跡が現れ、
列柱通りの右手には「王家の墓」と呼ばれる岩窟墳墓群などが建ち並ぶ。この都市空間には、1000を超える住居跡が残っている。
「幻の都」とされていたペトラは、
1812年にスイス人の東洋学者ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって発見された。このような古代遺跡の価値が評価され、世界遺産に登録された。
◇英名はPetra。ぺトラはギリシア語で「岩」という意味。
ヨルダンの観光の記事はこちら
ヨルダンの観光オススメや治安は?電源は使える?食事・物価や通貨についても