貴重な美術作品というのは世界に目を向ければ多くあります。
その中で今回は
世界で一番美しいと言われている本
「ベリー公の美わしき時祷書」について
お伝えしていきます。
目次
鮮やかな色、細密な描写で中世の毎月の暮らしが描かれている
「世界で一番美しい本」と讃(たた)えられている。
出典:Wikipedia
時祷書とはキリスト教徒が用いる祈祷文、
賛歌、暦などからなる聖務を記した日課書で
ベリー公の美わしき時祷書は、
中世フランス王国の王族ベリー公ジャン1世が作らせた装飾写本です。
羊皮紙206葉で、1頁のサイズが29x21cm。
中世フランスの貴族や庶民の暮らしを伝える細密きわまりない描写や
金と宝石による鮮やかな彩色が特徴。
当時の一流絵師たちが80年かけて描きついだ貴重本は
現在はパリ郊外シャンティイ城にある
コンデ美術館附属図書館の宝物庫に秘蔵されている。
一般公開はされていないだけでなく
普段は、専門家さえ見ることが許されない貴重な日課書である。
出典:caffe’旅情&Frances’CA
出典:caffe’旅情&Frances’CA
「ベリー公のいとも美わしき聖母時祷書」という時祷書もあり
トリノ市立図書館とパリ国立図書館に分蔵されているという。
ヤン・ファン・エイク作の画を含むと推定されていて、
美術史上重要である。
ベリー公の美わしき時祷書の本物の価格は貴重すぎて値段がつかないが、
ファクシミリ版は販売されているが値段がやばい!
出典:「ベリー公の美わしき時祷書」ファクシミリ版
芸術・美術品については、
お金持ちがお金を使うところがなくなったとき
最後に行く着くところだと聞いたことがありますが
あくまでもファクシミリ版
15万円ならわからなくもないが
「150万円だ」しかも税別 消費税だけで150000円
年収で4億円ある人なら
年収400万円の人が15000円使う感覚なので
高くはないと感じるかもしれないですが!
書物や美術品などの複製のうち,
特に原資料の内容だけでなく,物理的形態を含め,
できる限り忠実に再現した版.
例えば図書の場合,原資料の本文・図像などの形・色を
写真製版技術によって正確に再現するだけでなく,紙質・装丁などの造本面についてもできる限り忠実に再生したもの.
ファクシミリ版は,他の複製に比べ手間・費用がかかるため,
特に貴重な資料である場合にのみ発行される.
さらにネットで情報を集めて見たら日本語訳の中古本なら
販売されていました。価格は?
コンデ美術館
所在地: Route Pavée, 60500 Chantilly, フランス
パリから40kmほど北のシャンティイ(オワーズ県)にある
フランスの美術館
2500点の素描作品も所蔵しており
蔵書の中には1,500点の写本が含まれていて
そのうち200点は装飾写本であり
有名な『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』もある
オマール公の遺志によって所蔵作品の貸し出しは禁止されている。
また、作品の展示室にも一切の変更が禁止されているために
コンデ美術館のコレクションは、シャンティイでしか見ることが出来ない。
結果的に、展示手法が1898年の美術館開館以来一切変わっていないという。
この美術館の入場者数は毎年約24万人。
年に4度開催される特別展では、
普段は収蔵庫に収められている作品の一部を見ることが出来る。
以上、ベリー公の美わしき時祷書についてでした。